株式会社 窓飛(そうひ)

窓飛の事業領域

アイホスエコ

ICT技術を活用した
利用者にやさしい「わな通報システム」

アイホスエコ※1とは、同志社大学大学院SIコース狩猟研究班の研究成果を元に、里山生態系を現場から支えることを目的に当社が開発した「わな通報システム」です。
「低価格」「低消費電力」「長距離伝送」を特徴とするSigfox(シグフォックス)※2の LPWAネットワークを利用し、アイホスエコのLINE公式アカウントと友だちになることで、わなに反応したセンサーの通知や、ユーザーがセンサーの状態を確認することが、全てLINE上で行えます。

※1 「アイホスエコ」は株式会社窓飛の登録商標です。
※2 シンガポールUnabiz社が提供し、日本国内では京セラコミュニケーションシステム株式会社が電気通信事業者としてサービスを展開する低消費電力広帯域(LPWA)ネットワークを用いた通信をいいます。

開発への道のり。

近年、シカやイノシシをはじめとする野生鳥獣による農林水産業の被害が全国に広がり、営農意欲の減退や耕作放棄地の増加などが大きな問題となっています。 これらの要因の1つとして高齢化が進む猟師の減少があげられています。一方で、わな猟を行うための狩猟免許取得者の数は増加に転じています。
しかし、わな猟の狩猟免許を取得したにもかかわらず実際には狩猟せず、わな猟狩猟免許を失効してしまう人が多数発生しています。なぜこういった現象が起こるのか。それは、わなの見回り負担が大きく、免許を取得したものの実際に狩猟を行わないペーパー狩猟者が多数存在しているからだと考えられます。



このような状況を改善するために当社の代表自らが狩猟免許を取得し、大阪府猟友会所属の猟師となって研究活動を続け、誕生したのが「アイホスエコ」です。
多くの人が使い慣れたLINEを使用すること。猟師の経験を開発に活かしつつ、本体価格に通信費を含み、バッテリー交換不要で3年間継続利用できるなどハード面も考慮した、初心者・ベテランハンターを問わない利用者にやさしい製品となっています。
窓飛の「つなげる力と技術」によって誕生した「アイホスエコ」。わなの見回り負担が大きく軽減する「アイホスエコ」を利用することで、ペーパー狩猟者を少しでも狩猟現場に誘導できれば、鳥獣被害に苦しむ方々への負担軽減に寄与できると信じています。